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ばんだな店長だんご釣り便り 其の3 9月21日(木)・27日(水) 猪子

2017/10/3 Tuesday

2週連続で猪子に釣行してきました。その様子を報告します。

この釣り場は、城ヶ島の長津呂のワンド東側の先端に位置する猪子島との間の水道です。

水道のまん中は10メートル程の水深があり、過去に様々な大物の釣果があり城ヶ島の1級磯の一つです。

釣り座は足場もよく、東側に房総半島、南側に伊豆大島、西側に伊豆半島と富士山が望めるなかなか快適な釣り場です。

21日(木)は、新川さんと二人で釣行。天気もよく、波も穏やか。まさに絶好の釣り日和です。

新川さんは細い水道側、私はまん中の出っ張りに入り、ふたりともほぼ同じポイントへ仕掛けを投入。

最初に釣れたのはふたりともにサンバソウ。猪子はサンバソウが湧いてます。その後ポツリポツリと餌とりのスズメダイ・サンバソウ・足裏サイズのメジナが2つ。飽きない程度のマッタリした釣り。新川さんはアイゴと格闘。

『メシにするべえ。』と二人並んで遅いランチ。天ぷら大好きな新川さんは3日連続の「ほか弁の天丼」。私は自家製のサンドイッチ。『やっぱり磯で食べるメシはうめえなあ。』

餌とりスズメと足裏メジナが続いた後、ちょっと強めのシャープな突っ込み。上がってきたのは30㎝にちょっと足りないメジナ。コイツはしっかりキープです。新川さんはアイゴと格闘。

アイゴばっかり釣っていた新川さんがまたまた竿を大きく曲げてます。「アイゴにしちゃあやけに時間が長えな。」と,自分の仕掛けを巻き上げ、ゆっくりとタモの用意。新川さんは3メートル程移動してまだ格闘中。

『カツオだ。カツオだ。』と騒ぎ出す新川さん。

『そんなわきゃねえべ。』とタモを持ち新川さんの傍に移動する私。

『・・・・・』無言で格闘中の新川さん。

『この引き、サンチャン(ニザダイ)じゃねえの。』『もしかしたらシマアジかもな。』と少しわくわくの私。

『・・・・・』無言で格闘中の新川さん。

『あれえ、でっけえメジナかも。』ようやく浮いてきた少し白っぽい魚影をタモですくう私。

『本当に~。』と少し嬉しそうな格闘中の新川さん。

『なあんだババタレ(イスズミ)じゃねえか。それにしてもでっけえな。』と私。

『人の釣った魚にばばたれとは失礼な。』と怒りだす新川さん。

『ワリイ、ワリイ。ババタレってイスズミのことだよ。ところでこれ食う?』と私。

『食べれるの?』と魚とのやりとりで疲れきった新川さん。

『三崎じゃああんまり釣れねえんで、俺は食ったことねえけど。あんまり旨くねえらしいよ。』

『じゃあリリースしよう。』と足下へドボン。45㎝オーバーの魚はゆっくりと帰って行き、それをじっと見つめる新川さんでした。

後で調べたら、イスズミは個体によっては美味しく食べられるそうです。ゴメンナサイ新川さん。

それから新川さんは30㎝のメジナを釣り上げたところで竿仕舞い。私は新川さんの余っただんごをもらい粘ってみたけど、

サッパリでした。今日の獲物は、ふたりでメジナが2つだけ。

『コレ、明日店で食おうよ。どう料理しようか?』と私。

『天ぷらがいいな。』と天ぷら大好き新川さんでした。

気がつけば、夕焼けが綺麗でした。

27日(水)は先週に引き続き猪子へ釣行。

今日の猪子は荒れもよう。ハナレは上まで波を被り、ワンドの中は全面サラシ。こんな日はとんでもない大物が釣れるか、良型メジナがバサバサ釣れるか、仕掛けが入らずまったく釣れないか。私の予想はもちろん爆釣。

『すげえ-いい感じ、久々の爆釣かも。』

釣り始めてから数投目、真下に突っ込む気持ちのいい引き。

波間からぶっこ抜いたのは30㎝の綺麗な尾長。尾長は美味いからもちろんキープ。

『今日はすげえぞ。いっぱい釣ってみんなに自慢だ。』とひとりごと。

テンション上がりまくりで手返しも早くなる。しかし、釣れてくるのはスズメダイとサンバソウ。

それからエサ取りのアタリも無くなり、気がつけば夕まずめ。

これからチャンスだなと思いつつ、バッカンの中は弾切れならぬダンゴ切れ。

海に向かって『今日はこれくらいでカンベンしてやるか。』とつぶやきながら、しょんぼりと後片付け。

釣った尾長は、半身はフライ、半身は昆布じめで美味しくいただきました。