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  • ばんだな店長だんご釣り便り 其の2 9月14日(木) 宮川

    2017/09/20 Wednesday

    昨日にくらべ比較的波がおとなしめ。ということで宮川の観音山下の磯へ釣行。久々の磯なのでちょっと緊張,ちょっとわくわく。この磯は店からバイクで5分と超近場。難点は土日の駐車場代が高いこと。釣り場までワンド2つ越えの20分程の行程。   休憩なしで一気に歩くにはちょっとタイヘン。東側南向きの本名釣り座は遠投カゴ釣りの先客が1名。正面南向きの釣り座は大きく波を被りサラシがきつくちょっとやっかい。ルアーだったらシーバスが狙えそう。

    結局,尖端西側の左右岩に囲まれた釣り座に入ることに。海の状況は左右からサラシが沖へ伸び,定期的に来る大きなウネリに 右側ハナレのトップまで波が上がる様子。こんな日はハナレには絶対に入ってはいけません。体ごと沖まで一気にもっていかれます。6年前の苦い体験が脳裏をよぎります。磯に入るにはフローティングベストが必要ですよ。

    アミコマセ16切り(約1㎏)と「だんご一道」2袋を切るようによーく混ぜ込む。ふわふわ・サラサラ,握るとしっとりキュッと締まっていい感じ。仕掛けをセットし,竿を伸ばし,まずは一服。この時間が一番好き。

    タナを2ヒロにセットし,左側のでっかいサラシの先端30メートルへ仕掛けを投入。ウキはウネリとサラシにもまれ浮いたり,もぐったり。とりあえずウキを浮かせようとラインを出すとサラシに引かれ逆方向へビュンビュンと出っぱなし。「どうやりゃいいんだい。」「全くアタリがとれねえよ。」そんなこんなでアタリがとれないまま2時間程格闘。

    「こんな時はめしにしよう。」今日のブランチはサンドウィッチ。6つ切り食パン1斤を使って,オレンジマーマレードサンド。 オムレツサンド。ロースハムとチーズのサンド。血糖値が気になる身ではあるが「腹がへっては魚が釣れない。」とにかく磯で 食べるめしは最高。まわりの磯の様子を観てみると,正面南向きのポイントではルアーマンがシイラをバラしたとのこと。テトラ傍の磯では黒鯛が上がってました。

    ベールは開いたまま。中指で押さえたラインをビンビンに張る。ウネリとサラシにもまれ潜り込んだウキの位置だけを視認。  ラインを押さえた中指の指先に気を集中。ビリ・ビリ 「ん?」 ブル・ブル・ブルン「きた、きた。」 竿を立て,軽くあわせてベールを閉じる。「のった,のったぜ。」 胴まで曲がり込んだ竿を右に倒しながら一気にリールを捲きこむ。(この場所は 水深が浅く左側にきつい根があり,そこに潜り込まれるとかなりやっかい。) 途中まですんなり寄ってきた魚が急に重くなり バタンバタンと頭を振ってたたく,たたく。「ヤツだよ。アイゴだよ。」ちょっとがっかり。と思ったらラインブレイク。   ウキ下のストッパーの上が擦れたらしく仕掛けと一緒にウキもロスト。昨日と同じで最初のアタリはまたまたバラシ。     仕掛けを作り直し同じポイントへキャストを繰り返す。「きたきた、だけどまたアイゴ。」「今度のアイゴは、ちとでっけえ。」「タモ使わねえと上がんねえかな。」ラインPE 08 ,ハリス2号,竿1,5号。ぶっこぬくにはちと不安。磯先でタモ入れするには ドタマから波をかぶる覚悟が必要。それにちと危ねえ。滑って堕ちたら上がるのたいへん。結局,うちよせる波にのせ右後ろ45度の角度へぶっこぬき。上がってきたのは45㎝程のまるまる太ったアイゴでした。

    それからアイゴが3枚続き,25㎝程のメジナが2つ。サンバソウが1つ。(こいつは尻尾にスレがかり。)どちらも食うにはかわいそうなのでリリース。「でっけえメジナはどこ行った。」「メジナの刺身が食いてえな。」 それからまたまたアイゴが連発。 腕はパンパン。飛沫をかぶった服はびしょ濡れ。しばらくしてからアイゴとは明らかに違うひき。メジナとも違うひき。手前に寄せると,足元へシャープな突っ込み。浮かせて抜きあげると,エキサイトして真っ黒になった良型カワハギ。26㎝程の腹パンパンのいい感じのオスのカワハギでした。今晩はコイツでアラの煮付け。刺身の肝和え。『安物ワインが美味しく飲めるぞ。』